いざというときのためのバイナリーオプション用語集

 当サイトにおいて何かしらの説明を行う際には、極力平易な言葉で行うよう心がけています。しかし、その結果、金融用語では一言でまとめられるところが長文になるケースもあり、かえって判読性の低下を招くこととなる場合もありました。

 そこで今回、バイナリーオプションにおいて、最低限覚えておきたい用語を、用語集としてまとめましたので、当サイト、あるいは他サイトにて不明な単語が出てきた場合などに、ご活用ください。

 もしここに乗っていない用語で『これはどういう意味か?』という場合は、お気軽にお問い合わせください。後日、本ページに掲載させていただきます。

あ行

アウト・オブ・ザ・マネー
オプション取引において、権利行使をした際に損失が発生する状態。OTMとも。バイナリーオプションにおいては、OTM時に決済時刻を迎えると、強制的に権利放棄となる。
ASK
買値。投資者が金融商品を購入する際の価格であり、売り建玉の決済時にも参照される。
アット・ザ・マネー
オプション取引において、原資産の価格が行使価格と等しく、損益が0の状態。ATMとも。ATM時にオプション購入代の処理は、ハイロードットコムでは回収され、ファイブスターズマーケッツでは返金されるなど、バイナリーオプション業者によって変わる。
アノマリー
理論的な説明はできないが、市場の動向において確かに確認されている経験則や現象の総称。納得できるだけの理由付けがされているものから、オカルト的なものまで多種多様。ゴトー日、ジブリの呪いなどが有名。
アノマリーでバイナリーオプションは攻略でき……ません!

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アービトラージ
裁定取引。同じ価値の商品において、レート遅延などによって生じる価格差=歪みを利用して利益を得る取引。FXなどでは理論上確実に利益が出るとされているが、バイナリーオプションで取り組む意味はない。
業者間アービトラージとは?バイナリーオプションでは禁止されている?

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イン・ザ・マネー
オプション取引において、権利行使をした際に利益が発生する状態。ITMとも。バイナリーオプションでは、ITM時に決済時刻を迎えると、あらかじめ決められた、あるいはその時点でのペイアウト率に従って利益が生じる。
オプザイル
バイナリーオプションで必ず勝てるツールと称して、無料配布されていたチャートツールを入れたUSBメモリーを高額で販売していた詐欺集団の通称。派手な生活をしている風を装い、主に若年層を騙していた。現在では活動が終息したとされるが、類似する詐欺行為が後を絶たない。
バイナリーオプションを悪用する詐欺事例から詐欺の見分け方を学ぶ

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オプション
一般的には選択権などの意。証券市場においては、ある金融商品について、あらかじめ決められた期日に事前に定めた価格で取引できる権利のことを指す。
オプションプレミアム
オプション料のこと。海外バイナリーオプションでは、業者側から指定された最低金額から最大金額の間で自由に設定可能。国内バイナリーオプションにおいては、1オプションに対して最大1,000円を上限とし、目標レートと現在レートの差から自動的に決定される。

か行

逆張り
トレンド相場において、トレンドの転換を予測してトレンドの方向とは逆にポジションを建てる手法。FXにおいては底値買いや高値売りが狙えるため有用だが、バイナリーオプションでは有効性は低い。
金融商品取引法
日本国内において、有価証券や金融商品の公正な取引や投資者の保護を目的とした法律。日本国内向けに金融業を営む場合、この法に従い金融商品取引業の登録が必要であり、無登録のままの営業は禁止されている。これは海外に拠点を置く業者に対しても求められるが、無登録業者との取引を行っても利用者側には違法性はない。
行使価格
あらかじめ決める将来の売買価格のこと。海外バイナリーオプションにおいてはポジションを建てた時点での価格、国内バイナリーオプションで多く採用されるラダーオプションの場合は目標レートが行使価格となる。
クロス円
USD/JPY以外の通貨ペアで、決済通貨が日本円のもの。合成通貨ペアの一種。
合成通貨ペア
米ドルが含まれない通貨ペアの総称。合成通貨ペアは単体で取引される機会は少なく、それぞれの通貨に対するドルストレートから計算して数値が得られる。
コツコツドカン
地道に積み重ねてきた利益を一気に失うこと。FXでも見られ、初心者は勿論、ある程度取引に慣れた中級者も陥りやすい傾向がある。
コールオプション
あらかじめ決められた行使価格で商品を買う権利。ハイエントリー。決済時に価格が上がっていれば権利を行使して商品を安く買うことができ、反対に安くなっている場合には権利を放棄する。

さ行

裁量取引
自動売買などを用いず、自己の判断によって取引を行う手法。裁量トレードとも。原則として、バイナリーオプションは裁量取引のみを良しとし、自動売買ツールの利用は各社規約にて禁止、あるいは制限される。
自動売買ツール
あらかじめ設定された条件にレートが適合した際に、自動的に売買を行う取引ツール。基本的にバイナリーオプションでは利用が禁止、制限される他、販売されているバイナリーオプション向け自動売買ツールの大半が、有用性が著しく低い所謂詐欺ツールである。
順張り
トレンド相場において、トレンドの方向に逆らわずにポジションを建てる手法。一般的に、バイナリーオプションでは順張りのほうが有利とされる。
ショート
FXでは、為替の下落は一気に起こるとされることから、基軸通貨を売却する取引の通称で、売り建玉をショートポジション、ショートを中心に取引する投資者をショーターとも呼ぶ。バイナリーオプションでは単純に決済までの時間が短い取引のことで、概ね取引開始から決済まで15分未満の取引、あるいは、決済時刻が定められておらずオプション取得からの経過時間で決済を行う取引を指す。
スキャルピング
数秒や数十秒など極短時間の間に売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねるトレード手法。バイナリーオプション業者の多くはスキャルピング取引を禁止しており、FXにおいても証券会社によっては禁止されている。
スプレッド
FXにおいては売買価格の差を指すが、バイナリーオプションの場合はレート配信のズレを指して呼ぶことがある。また、原義である売買価格の差を利用して、コールオプションの場合は買値より上、プットオプションの場合は売値より下でなければATMと同様の判定となるスプレッド取引もある。
バイナリーオプションのスプレッドやスプレッド取引について

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スリッページ
注文時のレートと約定時のレートの差。トレーダー側の発注が運営会社のサーバーに届くまでの間にレートが変動した場合、サーバーに情報が届いた時点でのレートで注文が行われる。スリッページの発生はサーバーの負荷、ネットの遅延等様々な要因によって引き起こされ、急激な変動時には約定拒否となることもある。
世界3大通貨
アメリカドル、ユーロ、日本円の3つの通貨のこと。これらが関わる『EUR/USD』『USD/JPY』は世界的に見ても取引量が多く、流動性の高さが特徴。なお、『EUR/JPY』は単体で取引されることはほとんどない合成通貨ペアで、EUR/USDとUSD/JPYに分けて取引される。
バイナリーオプションでおすすめの通貨ペアは?世界3大通貨の特徴も解説

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た行

ダウ理論
チャールズ・ダウが提唱したチャート分析に関わる理論。『平均は全ての事象を織り込む』『トレンドには3種類ある』『主要トレンドは3段階からなる』『平均は相互に確認されなければならない』『トレンドは出来高でも確認されなければならない』『トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する』の6項目から成る。
全ての基本『ダウ理論』とは?バイナリーオプションに応用できるか?

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建玉
未決済のポジションのこと。『たてぎょく』と読む。
だまし
ノイズとも。一時的にテクニカル分析のシグナルに従ってある方向に値動きするも、すぐさま逆側へと値動きする現象。一般に、テクニカル分析に用いる指標の感度が敏感であるほどだましが発生しやすく、分析するローソク足が日足未満でもだましの確率が上がるとされる。
為替レートのノイズはバイナリーオプションで有効活用できる?できたら苦労しません

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知識確認テスト
国内のバイナリーオプションに取り組む際に実施される、投資・投機に関する利用者の知識を確かめるためのテスト。これに合格しなければ国内バイナリーオプションは利用できないが、資料などを見ながら挑戦可能。なお、海外バイナリーオプションには知識確認テストはない。
チャートツール
為替や株価の値動きに対しテクニカル分析を行うためのツール。各証券会社が提供するものの他、MT4やMT5などが有名。
通貨ペア
売買を行う2カ国の通貨の組み合わせ。USD/JPYなど。/の前が取引の基準となる『基軸通貨』で、この値動きによって、左側の『決済通貨』で損益を得る。
テクニカル分析
蓄積された過去の値動きのデータから、比較的近い将来の値動きを予測する分析手法。短期的な取引に向くとされるが、いずれの分析指標も1日を基準に作成されているため、それ未満では精度が落ちる傾向にある。移動平均線、一目均衡表、MACDなどが有名。
デリバティブ取引
FXやバイナリーオプションなど、原資産から派生した商品を用いた取引の総称。
デリバティブ取引とは?バイナリーオプション取引との関係は?

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転売
保有するオプションの権利を途中で放棄し、その時点での商品の価格と行使価格との差額によって損益が発生する。多くの場合、権利行使や権利放棄よりも転売のほうが利益も損失も少なくなる。転売が可能かどうかは決済までの残り時間によって判定が異なり、業者によっても転売可能な残り時間にばらつきあり。そもそも転売が不可能な業者もある。
ドテン
建玉を決済し、反対方向にポジションを建て直すこと。
ドルストレート
米ドルを含む通貨ペアの総称。ドルストとも。米ドルが世界の貿易取引における基軸通貨として扱われているため、米ドルが関わる通貨ペアのみ特別にそう呼ばれる。
トレンド相場
価格が上がったり下がったりを繰り返しながら、一定方向に動いている相場の状態。高値と安値を切り上げながら動く場合は上昇トレンド、切り下げながらの場合は下降トレンドとなる。

な行

ナンピン
保有する建玉とは反対方向に値動きした際に、建玉と同じ方向に再度ポジションを建てること。難=損を平均化するという意味で難平と書く。
ノイズ
ティックチャートにおいて一瞬現れる急激な値動きの波。広義にはだましと同じ。
為替レートのノイズはバイナリーオプションで有効活用できる?できたら苦労しません

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は行

ハイローオーストラリア
海外バイナリーオプション業者であるハイロードットコム、あるいはハイロードットコムの前身であるハイローの通称。ハイローの運営所在地がオーストラリアだったことからそう呼ばれていたが、現在は移転している。日本国内ではこの呼び名が浸透しているため、現在でもこう呼ばれることが多い。なお、公式にはハイローオーストラリアと名乗ったことはなく、『【公式】ハイローオーストラリア』と記載があるサイトは全て偽サイトであるため注意が必要。
ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の評判は?人気の理由を調査しました

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BID
売値。投資者が金融商品を売却する際の価格であり、買い建玉の決済時にも参照される
ファンダメンタル分析
現在の様々な情報から、長期的な値動きを予測する分析手法。その特徴から、超短期取引であるバイナリーオプションとは相性が悪く、一部の分析方法を除き活用できる場面は少ない。
ファンダメンタル分析とは?バイナリーオプションでも通用するか?

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プットオプション
あらかじめ決められた行使価格で商品を売る権利。ローエントリー。決済時に価格が下がっていれば権利を行使して商品を高く売ることができ、反対に高くなっている場合には権利を放棄する。
ペイアウト率
建てたポジションの額に対して、ITM時に支払われる利益の倍率。日本国内の規制に従うバイナリーオプションの場合は、ペイアウト額が1オプションに対し1,000円と決まっており、目標レートによってオプション料が変わるためペイアウト率も実質的に変動性、その他の海外バイナリーオプションは固定性。多くの場合、海外バイナリーオプションのほうが国内バイナリーオプションよりもペイアウト率が高い。
ポチポチ病
バイナリーオプションで無駄にポジションを建て続けてしまう症状。病といっても医学的なものではない。ポジションを保有していないと落ち着かない場合、罹患している可能性が高い。同様のものに、FXや株式における『ポジポジ病』がある。無闇にポジションを建て続ける意から、バイナリーオプションにおいてもこちらが用いられることもある。

ま行

MID
ASKとBIDの中間値。バイナリーオプションにて参照されるのはこの値である。MIDを利用する取引は限定的であるため、チャートツールでこの値を表示できるものは少ない。
バイナリーオプションのレートはBID?ASK?いいえどちらも違います

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ミラートレード
第三者のトレード手法そのままに自分もトレードする手法。主に自動売買ツールで行われる。海外バイナリーオプションにおいては原則として禁止。
バイナリーオプションでミラートレードを行う唯一の方法は

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メタトレーダー
Meta Quotes社が開発したチャートツール。メタトレーダー4(MT4)とメタトレーダー5(MT5)があり、前者は1世代前だが利用者数が多く、後者は最新型だが対応している証券会社が少ない。
MT5(Meta Trader 5)とはどんなツール?基本的な使い方やMT4との違いをご紹介

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もうはまだなり まだはもうなり
「もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと考えてみなさい。反対に、まだ下がるのではと思うときは、もう底かもしれないと考えてみてはどうか」の意。江戸時代の書物『八木虎之巻』ならびに『宗久翁秘録』より。仕掛けを行う前に一度冷静になって、自分とは反対側の考えも考慮し動向を探るべしという格言。

や行

約定
取引の売買が成立すること。『やくじょう』と読む。海外バイナリーオプションでは、取引の殺到など運営側のサーバー過負荷や通信環境の問題で、正常に約定されない、所謂『約定拒否』が発生することがある。
バイナリーオプションにおける約定拒否の原因と対策を紹介!レート操作の疑惑も検証

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ら行

ラダーオプション
バイナリーオプションの取引形態の一種。判定時刻のレートが目標レートよりも上か下かを予測する。国内バイナリーオプションの大半がこのラダーオプションを採用している。
流動性
取引商品の交換のしやすさを指す。転じて、市場で取引される数の多さを表すもの。流動性が高い金融商品は、原則値動きが緩やかでテクニカル分析の有効性も高く、流動性が低い金融商品は予測難易度が高い。
両建て
同じ、あるいは非常に近い値でいずれの方向に対してもポジションを保有する取引手法。200%を超えるペイアウト率を提示しているバイナリーオプション業者の場合、両建てを禁止している場合もある。
レンジオプション
バイナリーオプションの取引形態の一種。判定時刻のレートが、2つの目標レート間(目標レンジ)に収まるか外になるかを予測する。
レンジ相場
値動きに方向感がなく、一定の値幅で推移している相場の状態。保ち合い相場、ボックス相場、往来相場とも。
バイナリーオプションでレンジ相場をさっくり攻略!

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ローソク足
特定時間の値動きを示す記号。高値・安値・始値・終値で構成され、特定時間には1分や1時間、1日などがある。これらによって構成される値動きのチャートをローソク足チャートと呼ぶ。
ローソク足って何者?バイナリーオプションで超重要!まずは基礎から

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ロング
FXでは、為替の上昇は緩やかに起こるとされることから、基軸通貨を購入する取引の通称で、買い建玉をロングポジション、ロングを中心に取引する投資者をロンガーとも呼ぶ。バイナリーオプションでは単純に決済までの時間が長い取引のことで、概ね取引開始から決済まで15分以上ある取引を指す。

わ行

ワイルダーの定義
トレンドの継続と転換における相場の癖を4つにまとめた経験則による定義。
ワイルダーの定義をバイナリーオプションで有効活用するための基本知識

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ワンタッチオプション
バイナリーオプションの取引形態の一種。決済までの間に、指定されたレートに到達するかどうかを予測する。一度でもレートに達すれば利益となる。単にタッチオプションと呼ばれることもある。
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