ローソク足チャートの見方・2本のローソク足の組み合わせ

POST:2021/08/20UPDATE:2021/09/28

 前回は、ローソク足について、その基本的な内容をご説明しました。

 今回は、そのローソク足を使用したローソク足チャートについて、より実戦的な見方などをご紹介します。

 バイナリーオプションにおいても重要となるローソク足チャートを、しっかりと理解していきましょう。

ローソク足チャートとは

 ローソク足チャートとは、ローソク足を時系列順に並べた一連のグラフのこと。ローソク足は単体で見ることはありませんので、テクニカル分析を行う際には、このローソク足チャートを使用することになります。

ローソク足チャート

 上記は、ドル円における、ある日の夕方、1分足のローソク足チャートです。画像右側、前回行ったローソク足の解説のとおり、陰の寄付き坊主が現れて売りに対する警戒感が出たあと、陽のカラカサが発生。その後レートが上昇に転じています。

 毎回、必ずしもこのようにお手本のように動くとは限りません。

 よく、『相場は生き物』と言います。実際、上記のチャートにおいても、直後は上昇傾向が見られましたが、その後15分程経って再度下降に転じ、そのまま下降を続けました。

 ちなみに、バイナリーオプションで見ることはあまりないとは思いますが、中期的に見ると、上記の一時上昇も下降中の一部であり、総合的にこの日は、午後に入り下降し続けていたということが出来ます。

2つのローソク足から流れを掴む

 さてここからは、複数本のローソク足から、レートの動きを読み取る方法について触れていこうと思います。

 まずは、2つのローソク足の出方から、その後の値動きを推測する方法について。勿論、この項目にしても、100%そうなると断言できるものではありません。あくまで、その可能性が高いというだけのことであると、ご理解ください。

切り込み線とかぶせ線

 2本のローソク足の組み合わせにも、名前がつけられているものがあります。

 というよりも基本的に、何らかのサインになり得るものについては、1本でも、2本セットでも、3本以上の塊でも、何らかの名称が与えられているというべきでしょう。

切り込み線

 まずはこちら。こちらは『切り込み線』と呼ばれる形です。

 直前の大陰線の終値よりも安値から始まり、その後大陰線の中心よりも上回って大陽線を作ったときに現れます。

 これがどういう兆候を示しているかというと、もしレート下降中に切り込み線が現れた場合、この後、レートが上昇に転じる可能性を示唆しています。

 これは、2つのローソク足を組み合わせると分かりやすいかと思います。

 始値は大陰線の始値として、終値が大陽線の終値と考えると、ある1本のローソク足が見えてきます。

 上ヒゲと実体が短く、下ヒゲが非常に長いローソク足――『下影陰線』と呼ばれる形状です。

 この下影陰線については前回触れていませんが、状況的には陰のカラカサと同じく、今後上昇への転換の可能性が高いローソク足となっています。

 では、こちらはどうでしょうか?

かぶせ線

 こちらは『かぶせ線』と呼ばれる、切り込み線とよく似たローソク足の組み合わせです。

 もしこれが、上昇トレンドの高値圏で発生した場合、今後どう動くと予測できるでしょうか?

 ……はい、そのとおり、下降に転じる可能性が見えます。

 これも先程と同様、2つのローソク足を組み合わせてみるとよく分かります。

 こちらで出来上がるローソク足の形状は『上影陽線』と呼ばれ、陽のトンカチと同様、下降の可能性が高くなります。

 他にも『上影陰線』や『下影陽線』もありますが、これらはそれぞれ『陰のトンカチ』や『陽のカラカサ』と同じ予測が立てられます。

つつみ線とはらみ線

 本項でご紹介する『つつみ線』『はらみ線』も、前項の『切り込み線』と『かぶせ線』は、組み合わせて1つのローソク足として見るようにすると非常に楽です。

つつみ線

 こちらが『つつみ線』と呼ばれるローソク足の組み合わせです。直前の陰線をすっぽりと包み込むように、陽線が形成されています。画像では陰線→陽線の順に並んでいますが、陽線→陰線の場合もあります。

 これが現れたときに下降トレンドが発生していると、その後上昇に転換する可能性が高くなります。こちらも組み合わせると、下影陽線を形成します。順番が逆の場合は、もしそのとき上昇トレンドなら、下降への転換が予測されます。

はらみ線

 そしてこちらは『はらみ線』。そっくりそのままつつみ線をひっくり返したような形状です。こちらもつつみ線と同様、画像と順番が逆で出ることもあります。

 こちらもトレンド転換のサイン。画像のものでは、組み合わせると上影陽線が形成されることから、今後レートの下降が予測されます。

2種類の出会い線

 お次は、『出会い線』と呼ばれる組み合わせについて。

出会い線

 このように、直前の陰線よりも大幅に値を下げて始まり、その後陰線の終値付近まで上昇した陽線を形成したり、陽線の終値よりも高値で始まり、その後終値付近まで下降してきた陰線が出来たとき、出会い線が生まれます。

 これらも組み合わせると、それぞれ下影陰線と上影陽線に近い形状を取りますので、画像左側の出会い線は上昇の可能性が、右側のものは下降の可能性が高いと言えます。

 レートは連続しているのだから、直前のローソク足の終値とその次のローソク足の始値は、同じ場所、あるいは近い場所に現れるのではと思われるかも知れません。

 ですが、何らかの要因でレートの変動が激しいとき、こういった『前の終値と次の始値に空白が生じる』ことは多々あります。

 この空白のことを、『窓』といいます。

毛抜き底、毛抜き天井

 今回最後となりますのは、こちらです。

毛抜き底・毛抜き天井

 左側、直前の小陰線と次の陽線の安値が揃っています。これを『毛抜き底』といい、もし安値圏で現れた場合、そこが安値の底打ちである可能性が高いです。

 では右側は、というと。こちらは逆に、直前の小陽線の高値と陰線の高値が揃いました。こちらが『毛抜き天井』。高値圏でこれが見られた場合は、天井打ちであることが多くなります。

 これらが見られた場合、FXにおいてもバイナリーオプションにおいても『逆張り』が有効といえるでしょう。

 前回と今回、そして今後ご紹介していくローソク足チャートの形は、あくまで『その後こう動く可能性が高い』というだけのことで、それに反する動きをする場合もあります。

 そういった『だまし』のサインを完全に回避する手段は、現時点ではありません。

 ですが、ローソク足チャートとともに、他のテクニカル分析の指標を確認し、多角的に状況を分析することで、『だまし』に引っかかる確率を下げることは可能です。

まだまだあるよ、ローソク足チャートの見方

 少々量が多いので、ローソク足チャートについては分割してご紹介しようと思います。今回は2本セットのローソク足の見方のみに絞ってお伝えしました。

  • 2本セットのローソク足は組み合わせると1本のローソク足にできる場合がある
  • 安値圏、高値圏の把握やトレンドの方向を知ることも大切
  • ただし、必ずしもセオリー通りに動くわけではない

 次回は、3本以上のローソク足の組み合わせから、レートをどう予測するのかについて触れていきます。

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