グッドマン法はバイナリーオプションで活用できる?どんな取引方法?

UPDATE:2023/01/31

 グッドマン法、あるいは1235法というものがあります。

 これは元来、カジノなどギャンブルにて利用される手法ですが、バイナリーオプションでも使われることもあるようです。

 同様に、カジノでの手法でありながら、バイナリーオプションにおいても取り沙汰される手法に、『マーチンゲール法』や『モンテカルロ法』といったものがあります。

 今回は、このグッドマン法がどういった手法なのか、バイナリーオプションで有効活用できるのか、調べていきたいと思います。

グッドマン法(1235法)とは

 マーチンゲール法やモンテカルロ法が、ハイリスクながら理論上は確実に利益を出せる手法なのに対し、グッドマン法は防御に重点を置いた手法と言われています。

 どういったやり方なのかというと、

  • はじめに『1』を掛け金とする
  • 勝つ度に『2』『3』『5』と掛け金を上げていく※『5』以降は勝っても『5』のまま
  • 負けた時点で『1』に戻る

 これがグッドマン法の大まかな流れです。また、前提条件として『ペイアウト2倍以上』というのもあります。

 この手法によって資金がどう動くのか、具体的に表にまとめてみました。また、バイナリーオプションでの利用を想定して、額はそれぞれ『1,000円』『2,000円』『3,000円』『5,000円』としています。

掛け金 結果 損益 合計損益
1回目 1,000円 勝ち +1,000円 +1,000円
2回目 2,000円 勝ち +2,000円 +3,000円
3回目 3,000円 負け -3,000円 ±0円
4回目 1,000円 勝ち +1,000円 +1,000円
5回目 2,000円 勝ち +2,000円 +3,000円
6回目 3,000円 勝ち +3,000円 +6,000円
7回目 5,000円 勝ち +5,000円 +11,000円
8回目 5,000円 勝ち +5,000円 +16,000円
9回目 5,000円 負け -5,000円 +11,000円
10回目 1,000円 負け -1,000円 +10,000円

 このように、勝ちを積み重ねることによって利益を増やし、負けた際に最初の掛け金に戻ることで損失を最小限に留める手法となっています。

バイナリーオプションでのグッドマン法

 上記を踏まえて、グッドマン法がバイナリーオプションで活用できるかどうかを検討してみます。

 まず、前提条件であるペイアウト2倍。これに関しましてはハイロードットコムの30秒取引及びターボスプレッドがありますが、それ以外だと基本的にペイアウトは2倍を割り込みます。

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 ですので、必然的にハイロードットコムで取引することになるわけですが、もう1点気をつけなければならないことがあります。

 それは、

グッドマン法では連勝が前提

 こちらを御覧ください。

掛け金 結果 損益 合計損益
1回目 1,000円 勝ち +1,000円 +1,000円
2回目 2,000円 負け -2,000円 -1,000円
3回目 1,000円 勝ち +1,000円 ±0円
4回目 2,000円 負け -2,000円 -2,000円
5回目 1,000円 勝ち +1,000円 -1,000円

 このように勝ち負けを交互に繰り返すと、じわじわと損失が蓄積していきます。また、2連勝したあとに負けたり、3連勝したあとに2連敗すると、損益が±0となり、利益は出せません。

 4連勝すれば、その後7連敗しない限り利益が出ますので、グッドマン法を安定的に運用するなら、まず4連勝を目指す必要がありそうです。

 純粋に勝つ確率が50%として、その状況下で4連勝する確率は6.25%。無論、バイナリーオプションはテクニカル分析で為替レートの騰落を予測する取引ですから、単純な確率論だけでは語れない部分はあります。しかし、仮に6割で勝てるとしても、4連勝するのは12%程度。難易度は高いと言わざるを得ません。

 どれだけテクニカル分析をしっかり行ったとしても、完全な未来予測は不可能で、予測どおりにレートが動く確率は精々6割。その中で連勝を狙うのと、1勝1勝堅実に戦うの、どちらが気楽でしょうか。

 同様に連勝を前提とする戦略として、パーレー法というものもあります。

パーレー法はバイナリーオプションに利益をもたらすか?やり方を解説

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まとめ

  • グッドマン法はローリスクローリターンを目指す手法
  • 損失は比較的抑えられる
  • 連勝が大前提なのでメンタルに負担

 カジノ的な手法の中では、損失が限定されるグッドマン法は優しいものに分類されると言えます。とはいえ、連勝することが前提となってくる以上、どうしてもメンタルに負担がかかります。

 4連勝を狙うよりも、1勝ずつ着実に利益を積み重ねていくほうが、よいのではないかと思われます。

 ただし、グッドマン法は連勝できている状態なら損失を非常に抑えられる手法であるのは事実です。もし損失の大きさがネックとなっているのなら、試してみる価値あるかもしれません。

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