バイナリーオプションの口座入金におけるクレジットカードのメリット・デメリット
UPDATE:2022/12/22
近年では、一部の提携カードや自社系列発行のものであれば、国内の証券口座であっても、クレジットカード決済を用いて入金が可能となっている証券会社もチラホラと見かけます。ただそれでも、やはり国内において投資や投機のための証券口座へは、保有している銀行口座からの送金が一般的な手段ではないでしょうか。
それ故に、海外バイナリーオプション業者はクレジットカードで入金が可能という点に対して驚かれる方も少なくありません。本項では、クレジット決済によるバイナリーオプション口座への入金のメリットとデメリットについて取り扱い、付随するものとして、国内におけるクレジット決済を用いた投資について触れています。
バイナリーオプション業者毎のクレジット決済対応状況
まずは海外バイナリーオプションの中から4社に絞って、各社のクレジット決済対応状況を見ていきましょう。
なお、下記は2022年7月現在の情報であり、変更されている場合がありますことを予めご了承ください。
ハイロードットコムの場合
対応状況 | |
---|---|
VISA | ○ |
mastercard | ○ |
JCB | ○ |
アメリカン・エキスプレス | ✕ |
ザオプションの場合
対応状況 | |
---|---|
VISA | ✕ |
mastercard | ○ |
JCB | ○ |
アメリカン・エキスプレス | ✕ |
ファイブスターズマーケッツの場合
対応状況 | |
---|---|
VISA | ○ |
mastercard | ○ |
JCB | ○ |
アメリカン・エキスプレス | ✕ |
Bi-Winningの場合
対応状況 | |
---|---|
VISA | ✕ |
mastercard | ✕ |
JCB | ✕ |
アメリカン・エキスプレス | ✕ |
クレジットカードでバイナリーオプション口座に入金するメリット/デメリット
上記のように、Bi-Winning以外の主だったバイナリーオプション業者は、JCBとmastercardのクレジットカードなら全社、ハイロードットコムとファイブスターズマーケッツに関しては加えてVISAにも対応しています。
これらの業者でクレジット決済を利用するメリットとデメリットをまとめました。
メリット1:口座に即時反映
銀行口座からバイナリーオプション口座へ送金する場合、最短でも翌営業日まで口座には反映されません。
入金手続きを金曜に行った場合、土日を挟んだ次の営業日まで待つ必要があり、早くても3日、間が空いてしまいます。
その点クレジット決済なら、決済が承認されさえすればすぐさま口座に反映され、直ちに取引が可能です。明確なエントリーチャンスが出ているのに、口座残高が足りずにポジションを建てられないという状況が少なくなり、結果として利益を出しやすくなるでしょう。
メリット2:手間がかからない
近年でこそ、銀行からの振込もネット上で完結するようになりましたが、それでも一手間も二手間もかかります。
一方、一度クレジットカードを登録してしまえば、クレジット決済による入金処理にかかる手間はほとんどありません。
ただし、バイナリーオプション業者によっては、クレジット決済利用に伴い、追加で書類提出が必要になる場合があります。そのため、初回に限り銀行振込よりも手間がかかることもありますのでご注意ください。
メリット3:カードによってはポイントが貯まる
多くのクレジットカードでは、利用額に対してポイントが付与されるものも少なくありません。楽天カードなら楽天ポイント、PayPayカードならPayPayポイントが付くため、それを使って更に買い物をすることも可能です。
海外バイナリーオプションのクレジット決済は、クレジットカードの利用としては通常の買い物と変わりありません。つまり、入金した額の分だけポイントが得られるため、銀行振込よりもオトクな使い方といえるでしょう。
デメリット1:悪質業者によるカード番号盗用の可能性
反面、ちゃんとした業者を選ばないと、クレジットカードの情報が抜かれ、悪用される可能性があります。
とはいえ、上記の業者についてはそのようなことはありませんし、バイナリーオプション黎明期に乱立していた詐欺業者は、現在では淘汰されています。毎月の利用履歴から不審な引き落としがないか確認するのは最低限当たり前ですが、過剰に警戒する必要はないでしょう。
デメリット2:発行元によっては利用できない
先程、楽天カードなら利用額に応じて楽天ポイントが溜められると申しましたが、楽天カードはバイナリーオプション口座の入金には利用できません。
これは、楽天カードが海外の証券口座等への送金目的の利用を禁止しているためで、それ以外にもカード発行元次第で利用できない場合もあります。
デメリット3:カード破産の可能性
クレジット決済による入金は確かに手軽ですが、その分利用額を管理していないと、あっという間に限度額に達し、最悪クレジットカードで破産する可能性すらあります。
そもそも資金管理ができないのであればバイナリーオプションに向いていないタイプといえますので、くれぐれもご注意ください。
まとめ
- 海外のバイナリーオプション業者の多くはクレジット決済での入金に対応
- ただし一部カード会社には対応していない場合あり
- 手軽でスピーディな入金が可能だが、使いすぎなどには要注意
キャッシュレス化が進んだということもありますが、そもそもクレジットカードを保有している方は多数いらっしゃいます。一定の自己管理は必要ではありますが、バイナリーオプションにおいてもクレジット決済は利便性が高いため、しっかりと活用しましょう。
おまけ:国内証券会社におけるクレジット決済の扱い
ここからはバイナリーオプションからは少し離れて、国内の証券会社におけるクレジットカードの扱いについて、簡単に触れていこうと思います。
まず大前提ですが、国内においてクレジットカード決済が利用できる投資は多くはありません。また、どんなクレジットカードであっても使えるのかというとそういうこともなく、冒頭にて触れたとおり、提携した発行会社、あるいは系列の発行会社によるクレジットカードのみが対象となっています。
いくつか具体例を挙げるなら、
利用可能なクレジット | |
---|---|
SBI証券 | 三井住友カード |
楽天証券 | 楽天カード |
マネックス証券 | マネックスカード |
auカブコム証券 | au PAYカード |
上記の証券会社の内、SBI証券以外はいずれも自社発行のカードのみ対応、SBI証券にしても、グループが包括的資本業務提携を行っているSMBCグループのカードのみが対応となっています。
また、これらのカードを用いた場合でも、対応しているのはつみたてNISAなどの積立可能な投資信託が主であり、FXやバイナリーオプションで利用するための入金はこの限りではありません。
もし、今現在、積立投資を検討しているのなら、クレカ積立が可能な証券会社を選んだほうが、ポイントなどの観点からもお得でしょう。また、すでにつみたてNISAなどを始めていて、上記のような証券会社で利用できるクレジットカードを保有しているなら、口座の変更を検討してみてはいかがでしょうか?
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