バイナリーオプションにチャートツールは必要?オススメのチャートツール3選
UPDATE:2021/11/19
バイナリーオプションに取り組む際に、ツールは活用していますか?
ここでいうツールとは、テクニカル分析に必要なチャートツールのこと。決して、あたかも絶対に儲かるかのような誇大表示で高い金を払わせようとする詐欺ツールのことではありません。
もしバイナリーオプションでしっかり利益を出したいと考えるなら、無料ツールの活用は必須です。
今回は、いくつかあるツールの中から、特にオススメのものをご紹介します。
本題に入る前に……
少しだけ、バイナリーオプションの有料ツールの話をば。

バイナリーオプションを悪用する詐欺事例から詐欺の見分け方を学ぶ
詳しくは上記の記事でも触れていますが、高い勝率で利用者を煽り、料金を払わせようとするのは、100%詐欺ツールです。
仮に、標榜している勝率が本当だとしても、だったらそれを自分で使って稼げばいいだけの話。わざわざその手法を売る理由がありません。
また、中には日に10回以上のエントリーポイントを示してくるツールもあります。ですが、チャート分析の技術を多少なりとも身につけ、実際に取り組んでみれば、エントリーのタイミングがそんなにあるわけがないのは、自明です。
為替レートの動きは、『上昇』『下降』『保ち合い』の3つが存在し、その中で更に細かい上下を繰り返しています。
そんな中で、明確なエントリーポイントが見えるのは日に1回か2回程度。多くても2桁は早々行きません。そんな10回以上ポンポンとエントリーして、利益が出る道理はないのです。
そんなものに貴重な資金をつぎ込むくらいなら、バイナリーオプションの取引に使用する資金に回すべきです。
チャートツールの選び方
それでは本題に入りましょう。
バイナリーオプションで使えるチャートツールは色々とあります。どれが使いやすいのかは人によって様々ですので、見やすさや機能性を吟味して、自分にあうものを探してみてください。
機能性
単に現在の為替レートが見えるだけならば、わざわざそのツールを使わずとも、バイナリーオプションの取引画面だけで事足ります。
必要なのは、テクニカル分析に必要な指標が確認できるかどうかです。
ローソク足チャートが見られるのは当たり前として、移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンド系指標、RSIやMACDなどのオシレーター系指標、それぞれのデータがそれぞれの通貨ペアで、正しく表示されなければ、チャートツールとしては使い物になりません。
また、それらがちゃんと用意されていたとしても、表示、あるいは非表示などの操作性が煩雑では、やはり意味がありません。
直感的に、正確なデータが扱えるものを選ぶことが重要でしょう。
見やすさ
とはいえ、データを簡単に扱えるだけでは、まだ不十分です。
仮に、ありとあらゆる指標を直感的に取り出すことができたとしても、全ての指標が同じ色で表示されるようなチャートツールでは、見づらいにも程があります。

これは、どちらもMT5におけるUSDJPYの1分足チャートです。どちらにも、期間5、30、60の移動平均線と、期間5のボリンジャーバンドを表示しています。
左のチャートでは、短期移動平均線を黄色、中期を青、長期を赤、ボリンジャーバンドを緑の点線で設定しましたが、右のチャートでは全てが白い実線。どちらが見やすいかは、一目瞭然ではないでしょうか。
自由度が高ければ、それだけ自分好みに設定しやすいということでもあります。機能が充実した、自由に色や線の形を指定できるチャートツールを選ぶようにしましょう。
目的のレート配信元で使えるか
為替レートは、全てが全て同一というわけではありません。大まかなトレンドの流れは同じでも、利用する証券会社によってその値段にズレが生じます。
より正確なテクニカル分析を行うためには、利用するバイナリーオプション業者と同じレート配信元での分析が最重要です。利用しようとしているバイナリーオプション業者のレート配信元の情報が、使用を考えているツールで得られるか、しっかりと確認しておきましょう。
業者によっては、レート配信元を公開していない場合もありますのでご注意ください。
バイナリーオプションでオススメのチャートツール
上記を踏まえて、オススメのチャートツールをご紹介します。
MT5
MT5(メタトレーダー5)は、初心者から上級者まで幅広い方にオススメ出来る定番チャートツールです。
テクニカル分析で使用する機会の多い移動平均線や一目均衡表など、基本的な指標はデフォルトで使える他、有志によるカスタムインジケーターも豊富に用意されています。
何を使うか迷ったら、MT5を選んでおけば間違いはないでしょう。

MT5(Meta Trader 5)とはどんなツール?基本的な使い方やMT4との違いをご紹介
MT4
MT5の前世代であるMT4も、有用なチャートツールとして利用者が多いツールです。
MT5と比べて動作がもっさりとしていますが、カスタムインジケーターの数はMT4のほうが圧倒的に多く、バイナリーオプションにはさほど関係ありませんが、自動売買ツールも豊富です。総合的な使い勝手は、まだMT4に分があるといっても過言ではありません。
いずれはMT5に完全移行してしまうと思われますが、2021年9月現在、まだまだ現役のチャートツールです。
ブローカー提供のチャートツール
最後は非常にざっくばらんといいますか、正直チャートツールはMT4かMT5があれば問題ないので、この項目は特定のブローカーを利用している方限定の話になります。
バイナリーオプションやFXのブローカーの中には、自前でチャートツールを用意してくれている業者もあります。
汎用性や拡張性ではMT4やMT5には勝てませんが、業者が直接提供しているため、チャートの画面から直接ポジションを取ることが可能なものもあります。
代表的なものは、国内においてはYJFX!が提供するExチャートや、みんなのオプションのオプショントレーダー。海外では、ザオプションのtheoption PROなどがあります。
本当にバイナリーオプションでチャートツールは必要なのか?
「でも、バイナリーオプションって二者択一だし、本当にそんなツールが必要なの?」
もしそう考えてしまっていたら、バイナリーオプションに取り組むべきではありません。
バイナリーオプションはギャンブルとは違います。レートの方向性は予測可能で、『より確率が高いほう』を自ら選び取ることが可能です。
そのために必要なのがチャートツールであり、それを使わずにバイナリーオプションに挑むということは、自ら資金を手放すようなものです。
バイナリーオプションで利益を得ている人は、テクニカル分析を駆使して、堅実なポジション取りを繰り返しています。そしてテクニカル分析を駆使するということは、チャートツールを使いこなしているといっても、過言ではありません。
バイナリーオプションで稼いでいる人の特徴、損している人が何を間違っているのかは下記をどうぞ。

バイナリーオプションで稼いでいる人がやっている高効率の取引方法とは
まとめ
バイナリーオプションにおいても、チャートツールは必須アイテムです。自分に合ったツールを活用してしっかりと取り組むことで、着実に利益を出せるようになります。
特にオススメなのはMT5。もしどのツールがいいか迷ったら、まずMT5から使ってみてはいかがでしょうか。