バイナリーオプションは所詮運ゲーだからと思い込んでいませんか?
UPDATE:2021/12/24
運ゲーといえば、何を思い浮かべるでしょう。
元来、運ゲーとは『プレイヤーの実力がほとんど影響しない、運要素に重きが置かれたゲーム』とされ、トランプなどはよくこの括りで扱われます。
他方、麻雀やTCGなどといった、一定以上プレイヤーの実力がゲームの進行に反映されるものであっても、完全に運の要素を排除することは不可能です。
どれだけ牌効率を極めても、肝心の自摸がゴミだったり、コンボデッキの起点となるカードが一切引けなかったり、界隈ではよくあることです。
では、バイナリーオプションではどうなのでしょうか?
バイナリーオプションは運ゲーか?
先んじて結論づけるならば、バイナリーオプションは運ゲーではないものの、完全に運要素を排除することは不可能です。
為替レートの騰落は、あくまである程度予測が可能というだけで、本当に予測した方向に値動きするかどうかは蓋を開けてみなければ分かりません。
では、より具体的に、バイナリーオプションに関わってくる運要素を見ていきましょう。
レートの騰落
先述の通り、レートがどちらに動くかは、実際のところ分かりません。テクニカル分析の予測通りに動くかどうかの確率はせいぜい60%か、高くても70%程度であり、どうしても予測外の動きを見せる可能性は無視できません。
また、突発的な自然災害や、予告されていなかった要人の発言、大企業トップの言動によっても急変動を起こすこともあります。
加えてこれらのでき事により、為替レートの予測難易度が上がることも少なくありません。
ノイズの発生
予測自体は当たっていても、一瞬、レートが想定外の動きを見せることもあります。
このノイズが発生したタイミングでたまたまエントリーしてしまったり、逆に決済を迎えるなどした場合、予測そのものは正確だったとしても損失が発生することがあります。
ノイズの事前予測は不可能です。よって、これに遭遇したときは、文字通り「運がなかった」と諦めるしかありません。

為替レートのノイズはバイナリーオプションで有効活用できる?できたら苦労しません
運要素を可能な限り排除するために
バイナリーオプションから運要素を完全に排除することはできませんが、可能な限り運が絡む部分を削ることはできます。
むしろそうしないと、本当にただの運ゲーと化してしまい、ギャンブル化を助長しかねません。
はじめる前から所詮運ゲーと考えない
大前提はこれです。「結局運が絡むのなら何をしても同じじゃないか」と、はじめから何もしようとしないのが1番ダメです。
所詮運ゲーと言っていいのは、あらゆる手を尽くした上で何らかの要因により予測を外した場合のみです。何もせず、はなから運ゲーとして取り組んでいたのであれば、そこに文句をいう権利はありません。
テクニカル分析をおろそかにしない
バイナリーオプション攻略において重要なのは、どれだけ正確にテクニカル分析でチャートの予測を立てられるかです。
テクニカル分析は、基礎を学ぶのはそう難しくはありません。しかし、しっかりと取り組もうとすると一筋縄ではいかないものでもあります。単純に、「これがこういった状況のときにこうなる」という他人の話を鵜呑みにして、そのまま惰性的にやっていればいいというものではありません。
分析と実践を繰り返すことで、自分なりに「この状況のときにはこうなる確率が高い」というものが見えてきます。1エントリー毎に丁寧にテクニカル分析を続けていれば、自ずと分析力は上がるでしょう。
しかしながら、少し聞きかじっただけのものに頼り切りになって、負けた原因も考えようとしないのであれば、運だけで勝負しているのと大差ありません。

バイナリーオプションで稼いでいる人がやっている高効率の取引方法とは
勝ったときは運がよかった/負けたときは技術不足
先程、『所詮運ゲーと言っていいのは、あらゆる手を尽くした上で何らかの要因により予測を外した場合のみ』といいましたが、もしそのまま、負けた原因を運だけにするなら、いつまでも成長しません。
負けたときにこそ、まず自らの分析に足りない部分がなかったか探りましょう。
勝ったときは別にいいのです。ただ、「これで自分の分析は完璧だ!」と天狗にならず、「運がよかったなー」程度に捉えておきましょう。そうすれば、もし次に失敗したときに、メンタルの管理もしやすくなります。
まとめ
- バイナリーオプションの運要素は排除できない
- 所詮運ゲーだからと、雑に取り組まない
- 人事を尽くして天命を待つ精神で
バイナリーオプションを運ゲーとして取り組むことは、取引方法の単純さから考えても可能ではあります。しかしそれでは、資金を溶かすばかりで何も得るものがありません。
せっかくなのですから、やれるだけのことはやった上で、負けたとしてもそれすらも糧にする貪欲さで取り組んでいきましょう。