友達からバイナリーオプションに誘われた。さあどうする?
UPDATE:2022/12/22
これまで、
これらの記事において、Twitterやインスタグラムを経由してバイナリーオプションに勧誘してくる人間は全て詐欺であるとお伝えしました。
ではこれら以外、例えば親しい友達からバイナリーオプションを勧められた場合、どう考えるべきでしょうか。
これについては状況によりけりではあるものの、やはり警戒して然るべきものです。見ていきましょう。
友達からバイナリーオプションに誘われたら
一口に友人からの勧誘といっても、大まかに2通りのパターンがあります。この内一方は特に危険性のないものですが、もう一方は何かしらの犯罪に関わってしまうことになるか、そうでなくても大損することになりますので要注意です。
単にオススメしているだけの場合
ゲームや音楽、漫画、小説など、友達同士で『これ面白かった』『これよかった』など共有することがありますが、この延長線上として、単純にバイナリーオプションで利益を出せたからオススメ、あるいは自慢しているというだけなら、特に問題視する必要はありません。
無論、その言葉を聞いてバイナリーオプションを始めるかどうかは自己責任ですし、その結果損失を被ることもあるでしょうが、それは全て自己の選択の結果によるもの。バイナリーオプションなんて教えられなければという思いはあるかも知れませんが、この場合の責任は全て自分に帰結します。
こんなときは要警戒
問題は、そうではない場合です。
もし、「すごい人がいてその人から教えてもらった」だとか、「確実に利益が出せるツールを教えてもらった」なんて言葉が出てきたときには、その友人も詐欺に引っかかっており、自覚的か無自覚的かはともかく貴方も巻き込もうとしています。
仕組みについて説明するのなら、要するに『マルチ商法』や『ネットワークビジネス』と呼ばれる商形態、場合によっては『ネズミ講』に該当する違法行為です。
マルチ商法=ネットワークビジネスについては、特定商取引法に則った範囲でなら合法です(連鎖販売取引)。仮に、『この会に入会することで通常の30%OFFでトレード手法を知ることができるので、他人にその手法を売れば儲けが出る』だとか、『他の人間を入会させると紹介料がもらえる』などの文言がある場合、マルチ商法に該当します。
マルチ商法は上記のように、『何らかの商品(情報や物品、勧誘した会員の入会)に対しての報酬が支払われる』事業であり、『会員が無限連鎖的に増えることを前提として金品を配当する組織』であるねずみ講とは、似て非なるものとなっています。
法を遵守する限り基本的には問題ないといえばそれまでですが、多くの場合において、何かしらの禁止行為を行っているため、結局は違法行為となってしまいます。
最も可能性が高いのは、『誇大広告』です。先の例でいうならば『確実に利益が出せる』という点で、損失のリスクが必ず存在するバイナリーオプションなどの金融商品取引でこのような文言を使うのは完全にアウトです。
他には、勧誘に際して重要事項を伝えないのも禁止されています。これらの問題以外にも、そもそもそういった手法やツールは得てして利益が出せないものですので、注意しましょう。
詐欺の公算が高い場合の対処法
こういった状況に置かれた場合、どう対処すればいいでしょうか?
率直に断る
一番手っ取り早いのは『はっきりと断ること』です。友人からの勧めということで断りづらいという方もいらっしゃるかも知れませんが、それで自分に被害が出てしまえば元も子もありません。
ここで曖昧に回答を濁していると繰り返し勧誘される事態に陥りかねませんので、「興味がない」、「いやだ」など明瞭な言葉で答えるようにしましょう。
説得する
あるいはその友人も、騙されているという自覚がないのかもしれません。そう感じたなら、『説得してやめさせる』というのも1つの手です。
ただし、説得の成功にはそれなりの時間を要すると考えられます。こういったものの場合、相手は洗脳されていることも少なくありません。何らかの理由で盲信的になっている人間を引き戻すのは、並大抵のことではありませんので、それなりの覚悟は必要です。
縁を切る
説得してもそれに応じない場合、あるいははなからこちらをカモにしようと画策している場合は、最終手段である『すぱっと縁を切る』ことを検討しましょう。
ただこの場合、大学など同じコミュニティに所属していると、講義などでその後も接点が残る可能性は勿論あります。その場合でも、もうあれは他人だと関わらないようにし続ければ、いずれは接触されなくなるでしょう。
まとめ
- 友達からバイナリーオプションに勧誘されたら要注意
- マルチ商法の可能性が非常に高く、友達も被害者である場合が多い
- 勧誘されてもちゃんと断る。最悪縁を切る
実際、過去問題となったケースに、大学内にて勧誘を行い、大学生から多額のツール料金を巻き上げていたというものがあります。バイナリーオプションに関する詐欺集団として最も有名であろう『オプザイル』も、ほぼ上記のような『高額ツールを購入させ、他者を勧誘して買わせることで報酬を出す』という方法を取っていました。
何にしても、相手が友人だからといって安易に信用せず、何か不審な点を感じたらしっかりと警戒するよう心がけましょう。
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