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ザオプションの専用チャートツールがサ終!MT4が代替ツールの最有力
UPDATE:2023/03/16
theoption ザオプション |
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社名 | Arktech Ltd. |
所在地 | マーシャル諸島共和国 |
最小取引額 | 1,000円 |
最低出金額 | 5,000円 |
ザオプションでは、以前は専用のデスクトップアプリ『theoption PRO』が提供されていました。しかし、2022年4月にサポート終了が決定し、現在ではアプリのダウンロードも不可能となっています。PCからザオプションで取引を行っていた方にとって、今回のtheoption PROのサポート終了は痛手となったことでしょう。
今後、ザオプションでPCからの取引を行う場合、テクニカル分析を行うにはどのようなチャートツールを用意したらいいのでしょうか? 現在でもブラウザからテクニカル分析のインジケーターが表示可能なザオプションにおいて、外部のチャートツールを用いる必要はあるのでしょうか?
今回は、ザオプションの専用チャートツールに変わる最適なツール『MT4』のご提案と、ブラウザからの分析との違い、theoption PROと比べてどの程度差があるのかを見ていきたいと思います。
ザオプションのデスクトップアプリではこんなことができた
ザオプションの専用チャートツール『theoption PRO』については、以前、

ザオプション(theoption)の評判をチェック!安全性や口座開設方法、取引方法もご紹介
こちらの記事でも取り上げました。その後、2022年3月に入り、theoption PROのサポート終了が公式サイトにて告知されましたが、そちらのツールではどのようなことができたのでしょうか。改めて振り返りたいと思います。
テクニカル分析
チャートツールというからには当然のことではありますが、theoption PROではローソク足チャートとインジケーターを用いたテクニカル分析が可能でした。
使用可能だったインジケーターはボリンジャーバンドや移動平均線、MACDといった基本的なものが揃っていました。ザオプション公式のツールなのでレートにずれが生じることもなく、ザオプションでPCから取引を行う上ではほぼ必須といってもいいほどの優良ツールでした。
分割表示
複数の金融商品を1つの画面で同時に確認できるのも、theoption PROの特徴でした。
ドル円相場とユーロドル相場を同時にチェックするといった使い方だけではなく、同じドル円相場を見ながら、一方は1分足チャート、もう一方は1時間足チャートを表示させるといった使い方も可能で、バイナリーオプションではそれほど有用とはいえないものの、マルチタイムフレーム分析も容易でした。

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ツール上から直接エントリー
theoption PROが外部のチャートツールを用いるよりも最も優れていた点は、チャートツール上から直接エントリーが可能だったことです。
他のバイナリーオプション業者、例えばハイロードットコムでは、ブラウザからもテクニカル分析のインジケーターが表示できず、テクニカル分析を行う際にはどうしてもMT4などの外部ツールを頼る必要があります。その場合、エントリータイミングを逃さないために、分析用のMT4とエントリー用の取引画面、合計で2種類のウィンドウを開いておく必要があります。
それがtheoption PROを使えば、1つのウィンドウで分析もエントリーもまとめて行えるという、非常に高い利便性があったのです。
theoption PROとブラウザとMT4の比較
目下、theoption PROに代わるザオプションのPC用分析ツールの最有力は、FXCM配信のMT4です。

ザオプションのレートはFXCM社配信のものを利用しており、同社が配信するチャートツール『MT4』ならば、レートのズレを気にする必要はほぼありません。
サーバーの問題や回線の不調などにより、多少の遅れが生じることはありますが、誤差の範囲と考えられます。
なお、使用するのはあくまでも『FXCM社配布のMT4』であり、MetaQuotes社が直接配布しているものや、他社のMT4ではありません。
MT4はMetaQuotes社配信のチャート分析ツールで、現在では後継のMT5も配信されていますが、MT4のシェアがまだまだ多い傾向にあります。
theoption PROとの比較
theoption PROとMT4を比較した場合、全般においてMT4のほうが優れたチャートツールではあるものの、ある1点においてだけは、theoption PROよりも劣っています。
まずは、テクニカル分析の面から見ていきましょう。
MT4もtheoption PROも、テクニカル分析に必要なインジケーターが搭載されてはいます。しかしながら、theoption PROが各インジケーターが1つずつしか表示できないのに対し、MT4は必要に応じて同じインジケーターを複数表示可能です。
これが最も影響を及ぼすのは、やはり移動平均線です。

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移動平均線のシグナルの中には、短期の移動平均線と中長期の移動平均線のクロスや、3本の移動平均線が順番に並ぶ『パーフェクトオーダー』といったものがあり、これらを視覚的に確認するには、複数の移動平均線を同時に表示する必要があります。
これはMT4には可能ですが、theoption PROにはできないことです。その他、ほしい指標が搭載されていなくても、MT4には有志が作成したカスタムインジケーターを追加する機能もあり、全般的に、分析面においてはMT4のほうが強力なツールといえるでしょう。
では、取引面においてはどうかというと、これは先述したとおり、theoption PROのほうが有用です。
ザオプションはMT4に対応していないため、MT4のチャート上からは取引はできません。つまり、ザオプションでMT4を使用する場合、ハイロードットコムと同様に、分析とエントリーを別々のウィンドウで行う必要があります。
今後ザオプションがMT4に対応する可能性は非常に低いため、今後もMT4から直接取引できるようになることはないでしょう。しかし、theoption PROが使えなくなった現在、チャート分析を行うならMT4一択といっても過言ではありません。
ブラウザとの比較
では、ザオプションの取引画面でインジケーターを表示させた場合とMT4を併用する場合とでは、どの程度違いがあるでしょうか。
ザオプションではチャートツール以外にも、ブラウザからでもインジケーターを利用可能です。それならば、わざわざMT4を利用せずともそちらを活用したほうが有用だと思われるかも知れません。
しかし、ザオプションのブラウザ上の取引画面で表示できるインジケーターには、ある弱点があります。
より正確にいうのなら、インジケーターには問題はないものの、肝心のローソク足チャートが表示できません。
これによって、インジケーター自体が荒ぶりやすくなっており、ただでさえ難易度が高い日足未満のテクニカル分析が、より難しくなっています。theoption PRO同様、同じインジケーターを複数表示できない弱点もあるため、ブラウザだけでテクニカル分析を行うのはオススメできません。
まとめ
- theoption PROはザオプションにおいて有用なチャートツールだった
- 代替としてはMT4が最有力
- ブラウザからもインジケーターを利用可能だが使い勝手は悪い
ザオプションでの取引では、以前までならtheoption PROがあれば問題ありませんでした。しかしサポート終了を受けて、代替のチャートツールが必要となっています。
その最有力はMT4ですが、そうなると分析とエントリーを別個に行うことになるため、これまでtheoption PROを使用してきた方にとっては、少々面倒に思う場面もあるでしょう。
ただ、ブラウザから直接テクニカル分析を行うよりも圧倒的に効率的なのは明らかですので、ザオプションでのバイナリーオプション取引の際には、しっかりと活用していきましょう。