ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の1日取引はどうやって攻略するか

UPDATE:2023/06/08

 ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)には、他のバイナリーオプション業者にはない1日取引というものがあります。

 一般的に海外バイナリーオプションの特徴といえば、決済までが短く、すぐに損益が分かる点です。そのため1日取引を活用するトレーダーはそれほど多くない様子ですが、実は、使いこなすことができれば、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の中でも有数の堅実な取引ができる可能性がある、非常に有用なものであると考えられます。

 今回、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)における1日取引について詳細に調査、他社にはない非常に特徴的なこの取引を攻略していこうと思います。

ハイロードットコムの1日取引の概要

 1日取引はハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の他の取引とは違い、額面通り1日=24時間で決済を迎える取引であったり、受付開始から決済までが24時間ある取引というわけではありません。

 決済までの時間幅が2時間半以上ある取引の総称が1日取引で、実は最長でも、受付開始から決済までは23時間となっています。

 これは実質ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の営業時間を目一杯使った取引ともいえ、この時間幅を上回るようなバイナリーオプション取引は、いずれの業者にもありません。

 時間幅だけを考慮するなら、ファイブスターズマーケッツのWowFXが『最長2週間』あるため、そちらのほうが上です。

 しかし、WowFXはバイナリーオプションとは少々異なるため、考慮外としています。

取引できる金融商品は?

 1日取引では、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)にある全ての金融商品が取引可能です。ものによって取引の時間幅やエントリー可能な時間が異なりますので、以下にまとめました。なお、表記している時間は全て日本時間、ペイアウト率は2022年4月に確認した数値です。

開始 決済 時間幅 ペイアウト
BTC
ETH
8:00 翌6:00 22時間 1.85
他通貨ペア 7:00 翌6:00 23時間 1.95
GOLD
USOIL
8:00 翌6:00 22時間 1.95
1.80
UKOIL 10:00 翌6:00 20時間 1.80
AUS200 8:00 翌2:00 18時間 1.88
JPN225 前場
9:00
後場
12:30
前場
11:30
後場
15:00
前場
2時間半
後場
2時間半
1.88
HKG33 前場
10:30
後場
14:00
前場
13:00
後場
17:00
前場
2時間半
後場
3時間
1.88
GER30
FRA40
UK100
17:00 翌1:30 8時間半 1.88
US30
NAS100
SPX500
23:30 翌6:00 6時間半 1.88
1.80
1.80

 上記時間帯ならば、決済1分前までに好きなタイミングでエントリー可能です。ちなみに、表の最上段『BTC』『ETH』は、『BTC/JPY』『BTC/USD』『ETH/JPY』『ETH/USD』の4通貨ペアをまとめて表記しています。

 開始時刻が月曜日から金曜日で、かつ取引される商品を取り扱う市場が開いている場合に限られます。

 土日や年末年始、各国の株価指数を取引する際にはそれぞれの国の祝日など、場合によっては取引できないことがありますのでご注意ください。

 さて、ご覧のように、1日取引は実はペイアウト率が全体的に高く、物によってはターボ取引と遜色ありません。これにより、取り組み方次第では、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)で最も高い効率で利益が出せる可能性を秘めた取引であるといえます。

1日取引の攻略手引

 では、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の1日取引の具体的な攻略法について、考えていきましょう。

 1日取引を攻略する上で重要となるのが、『中長期的な分析』『転売の活用』です。

中長期的な分析

 これまで、バイナリーオプションを攻略する上では、主に1分足や5分足といった、短時間のローソク足チャートを活用するケースが大半でした。しかし1日取引に関しては、1時間足や4時間足といった、比較的中長期のローソク足チャートも活躍します。

 殊、決済までほぼ1日ある『通貨ペア』『金』では、より有効に働きます。

 具体的には、メインのポジションとして、長期のローソク足チャートでその日の全体的な流れを分析し、できるだけ受付開始に近い時間帯、あるいは押し目/戻り目と考えられるポイントで建玉を保有開始。その後、短中期のローソク足で細かいポイントを探り、状況に応じてポジションを増やします。

 追加するポジションはあくまでサブとして扱います。具体的には後述しますが、基本的にはメイン以外のポジションは途中で利益が出た時点での転売も考慮に入れましょう。

 無闇矢鱈にポジションを大量に建てればいいわけではありません。1つ1つ、必ず根拠をもってエントリーするようにしましょう。

 1時間以上のローソク足チャートならば、テクニカル分析の有用性が上がるため、様々なインジケーターが利用しやすくなります。どの時間足においても有用な移動平均線やボリンジャーバンドは勿論のこと、分足では相性がさほどよくないと思われる一目均衡表の利用も視野に入ります。

 また、普段の超短期的取引においては活用できる場面が限られる『ファンダメンタル分析』も、決済まで1日程度ある取引なら、活用法を見出だせるでしょう。

ファンダメンタル分析とは?バイナリーオプションでも通用するか?

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転売の活用

 ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の転売機能は、恐らくはこの1日取引において最も活用する場面が多い機能と考えられます。

ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)は基本を守って転売を活用すれば稼げる

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 先述のとおり、サブのポジションを建てて利益が生じた時点で転売して小さな利益を出していく以外にも、損切りして損失を小さくする使い方もあります。というより、主にそちらの使い方がメインになると考えられます。

 利益が生じる場合、転売してしまうよりも決済を迎えたほうが当然利益は大きくなります。ですが損失の場合は、途中でポジションを手放したほうが、失う額は少なくなります。よって、状況次第では上記で建てたメインのポジションも転売し、新たにメインとなるポジションを探ります。

 転売するタイミングは、予測した方向とは逆にトレンドが生じてしまった場合で、かつ決済までに戻らないと予測される場合。一時的に損失方向に値動きしたからといってさっさと損切りしてしまうのは性急すぎるので、エントリーと同様、損切りの判断も明確な理由をもって行いましょう。

 予めいくらまで動いたらポジションを手放すと決めておくのもいいでしょう。むしろそちらのほうが、損益のコントロールが容易になるため、オススメです。

 勿論、決済を待つより損切りしたほうが損失は小さくなるといっても、損切りが多すぎれば意味がありません。繰り返しになりますが、エントリーには必ず根拠を持ちましょう。

実戦前にデモ取引を

 他の取引時間でも同じですが、1日取引を実際に行う前に、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)のデモ取引を利用して、事前に1日取引の感触や手法の確度を確かめておきましょう。

 特に1日取引は、他のバイナリーオプションと少々異なる取り組み方になると想定されるため、一層デモ取引での事前準備が大切と考えられます。1日取引でどういう視点が重要となるのか、デモ取引を通じてしっかりと把握することで、堅実な利益が望めます。

ハイロードットコム
デモ取引を試してみる

1日取引のメリット・デメリット

 続きまして、ハイローオーストラリア(ハイロードットコム)の1日取引におけるメリットとデメリットを見ていきましょう。なおメリットにつきましては、上記で触れた内容も一部含みますことをご了承ください。

メリット

 1日取引のメリットは大きく、

  • テクニカル分析の精度が高い
  • チャートに張り付かずに済む

 この2点が考えられます。

テクニカル分析の精度が高い

 この点は上記で多少触れた部分ですが、長期的な時間足が使える分、十分な流動性がある金融商品なら、テクニカル分析に対して素直な値動きが見られます。

 無論、元々の基準である1日足チャートと比べると精度は落ちますが、それでも1分足や5分足といった短時間のローソク足とは比べるべくもありません。

チャートに張り付かずに済む

 従来のバイナリーオプションでは、いつ絶好のエントリーポイントが生じるか分からないからと、ずっとチャートに貼り付いている方も少なくありません。しかし1日取引ほどの長さがあれば、建玉を持った後は決済前までチャートを見なくても済みます。

 上記のような、『メインのポジションとは別に所々で追加でポジションを建てる』場合はともかく、朝その日1日の相場の方向性を分析してエントリーし、あとは決済を待つやり方なら、時折チャートをチェックして状況を確認したり、ファンダメンタル的な面から状況に変化が生じたときにのみ分析をやり直すなど、ある程度放置していても問題ありません。

 その点を鑑みると、メンタルコントロールの面からも、1日取引は取り組みやすいのではないかと思われます。

デメリット

 逆にデメリットについては、

  • 海外バイナリーオプションの長所は失われている

 この点に尽きます。

 海外バイナリーオプションの長所とはすなわち、短期間で損益が確定する点であり、1日取引とは対極にあります。

 1日取引における決済までの期間は、最低でも国内バイナリーオプションすら上回る2時間半と、手っ取り早さでは圧倒的に劣ります。ルールの上では現在レートからの騰落予測と他の海外バイナリーオプションと同様のため、一概に国内との比較はできませんが、国内の仕様より時間がかかるなら国内バイナリーオプションのほうがいいと思われる方もいらっしゃるでしょう。

まとめ

  • 1日取引は2時間半~23時間で決済の取引
  • 一般的なバイナリーオプションと違い中長期的な分析が有効
  • 単純な効率は国内バイナリーオプションにすら劣る部分がある

 1日取引は、普段平日にあまり時間が取れない会社員の方には、ある意味うってつけの取引方法です。

 ペイアウト率も高く、テクニカル分析もやりやすい傾向にあるため、実は初心者の方にとっても取り組みやすいといえるのではないでしょうか。

 可能な限り短時間で一気に増やしたいという方には不向きかもしれませんが、1度試してみてはいかがでしょうか。

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